¶ 料金徴収施設設置基準(案)について(1/2)
本頁文字(可複製、可搜尋)
料金徴収施設設置基準(案)について
平成11 年3 月29 日 建設省道企発第28 号
建設省道路局長から各地方建設局長(北海道・沖
縄含む)・道路4 公団総裁・理事長・43 道路公社
理事長・各都道府県(政令市)知事あて通達
今般、別紙のとおり、料金徴収施設設置基準(案)を作成したので、通知する。
本頁文字(可複製、可搜尋)
別紙
料金徴収施設設置基準(案)
目 次
1 総則 ······································································································ 1086
1-1 基準の目的
1-2 適用の範囲
1-3 用語の定義
2 料金徴収施設 ························································································· 1086
2-1 料金徴収施設の構成
3 トールゲート ························································································· 1086
3-1 車線数
3-2 車線配置
3-3 車線幅員
3-4 建築限界
3-5 平面線形
3-6 縦断勾配
3-7 横断勾配
3-8 舗装
3-9 料金徴収設備
3-10アイランド
3-11上屋
3-12ブース
4 関連施設 ······························································································· 1090
4-1 防護施設
4-2 照明施設
4-3 防風・防雪施設
4-4 トールゲート開閉施設
4-5 車両計測設備
4-6 料金所名称板
4-7 案内標示板
4-8 ETC 車線表示板
5 路側無線装置 ························································································· 1090
5-1 一般的事項
5-1-1 無線通信条件
5-1-2 構造及び機能に関する条件
5-2 電気的特性
本頁文字(可複製、可搜尋)
5-2-1 無線周汲数帯
5-2-2 キャリア周波数間隔
5-2-3 送受信周波数間隔
5-2-4 無線通信方式
5-2-5 無線アクセス方式
5-2-6 媒体アクセス制御方式
5-2-7 変調方式
5-2-8 符号化方式
5-2-9 変調信号
5-2-10 時分割多重数
5-2-11 一の筐体
5-2-12 無線周波数とキャリア番号
5-2-13 空中線電力
5-2-14 隣接チャネル漏洩電力
5-2-15 アイ開口率
5-2-16 信号送出絶対時間の許容偏差及びバースト送信過渡応答時間
5-2-17 キャリアオフ時の漏洩電力
5-2-18 スプリアス発射の強度
5-2-19 占有周波数帯幅の許容値
5-2-20 周波数安定度
5-2-21 変調指数
5-2-22 筐体輻射
5-2-23 受信感度
5-2-24 通信領域内の電力範囲
5-2-25 隣接波選択度
5-2-26 スプリアス・レスポンス・リジェクション
5-2-27 副次的に発する電波の強度
5-2-28 空中線の利得
5-2-29 偏波
6 プロトコル ···························································································· 1094
6-1 一般的事項
6-2 物理層
6-2-1 TDMA フレーム
6-2-2 全二重通信フレーム
6-2-3 フレームコントロールメッセージスロット(FCMS)
6-2-4 メッセージデータスロット(MDS)
本頁文字(可複製、可搜尋)
6-2-5 アクチベージョンスロット(ACTS)
6-3 データリンク層
6-3-1 MAC 副層のプロトコルデータ単位(MPDU)
6-3-2 MAC 副層サービス
6-3-3 MAC 副層層管理サービス
6-3-4 MAC 副層のフレーム管理
6-3-5 データスクランブル
6-3-6 LLC 副層のプロトコルデータ単位(LPDU)
6-3-7 LLC 副層サービス
6-4 応用層
6-4-1 応用層のプロトコルデータ単位(APDU)
6-4-2 転送カーネル(T-KE)
6-4-3 初期化カーネル(I-KE)
6-4-4 応用層層管理
6-4-5 プロファイル
6-4-6 アプリケーション間通信手順
7 ETC アプリケーションインタフェース ······················································· 1103
7-1 一般的事項
7-2 アプリケーションサービスデータ単位
7-3 応用層プリミティブパラメータ
7-4 アプリケーションに対するサービス
7-5 ビーコソサービステーブル(BST)及び車両サービステーブル(VST)
7-6 ETC で使用するデータの定義
8 維持管理 ······························································································· 1107
8-1 概説
8-2 点検及び補修
8-3 記録
本頁文字(可複製、可搜尋)
1 総則
1-1 基準の目的
本基準は、料金徴収施設の整備に関する一般的な技術基準を定め、安全かつ円滑な道
路交通の確保、利用者の利便性の向上及び適正かつ確実な料金徴収の確保を図るととも
に、その合理的な計画、設計及び維持管理に資することを目的とする。
1-2 適用の範囲
本基準は、料金徴収施設を整備する場合に適用する。
1-3 用語の定義
この基準において、次に掲げる用語の意義は、それぞれ当該項目に定めるところによ
る。
(1)料金徴収施設:道路法施行令(昭和27 年政令第479 号)に規定された料金の徴収
施設をいう。
(2)ETC :トールゲートを通行する車両に対し、一旦停車させることなく、
無線通信により料金徴収を行うシステムをいう。
(Electronic Toll Co11ection System)
(3)路側無線装置:通行する車両に搭載された車載器とETC の無線通信を行う装置を
いう。
(4)プロトコル :ETC おける路側無線装置と車載器間の通信規約をいう。
(5)アプリケーションインタフェース:ETC における路側無線装置と料金処理システ
ムアプリケーションとの間の情報内容(データ)及びその送り方
を規定したものをいう。
2 料金徴収施設
2-1 料金徴収施設の構成
料金徴収施設は、トールゲート及び関連施設により構成される。
3 トールゲート
3-1 車線数
車線数は、1 車線1 時間当たりの処理可能台数に対する設計時間交通量(当該道路の計
画目標年次における時間当たりの交通量をいう。)の割合によって定めるものとする。特
にETC の車線数については、計画目標年次におけるETC の利用率(全交通量に対する
ETC を利用する交通量の割合をいう。)及びその他の条件を勘案して定めるものとする。
3-2 車線配置
ETC 車線(ETC を有する車線をいう。以下同じ。)は、安全かつ円滑な道路交通の確
保の観点から、料金徴収施設前後の道路の分合流等を考慮し、適切に配置するものとす
る。
また、車両制限令(昭和36 年政令第265 号)に定める特殊な車両の通行を認める車線
本頁文字(可複製、可搜尋)
は、原則として左端に配置するものとする。
3-3 車線幅員
車線幅員は、ETC 車線においては3.5m、ETC 車線以外の車線においては3.0m を標
準とする。ただし、ETC 車線において地形の状況その他の特別の理由によりやむを得な
い場合においては3.0m まで縮小することができる。
また、上記に係わらず車両制限令に定める特殊な車両の通行を認める車線については、
原則として3.5m とする。
3-4 建築限界
トールゲートにおける車線の建築限界は、図3-4.1に示すとおりとする。
図3-4.1 トールゲートにおける車線の建築限界
この図において、H、aはそれぞれ次の値を表わすものとする。
H 4.5m
a 車線の区分に応じ、それぞれ次の表に掲げる値
区 分 a
4.0m
ただし、地形の状況その他の特別の理由
ETC車線
によりやむを得ない場合にはおいては、
3.5m
ETC 車線以外の車線 3.5m
3-5 平面線形
平面線形は、直線であることを原則とする.ただし、地形の状況その他の特別の理由
によりやむを得ない場合においては、十分な見とおしが確保される範囲内において曲線
とすることができる.
3-6 縦断勾配
縦断勾配は、原則として2.0%以下とする。ただし、地形の状況その他の特別の理由に
よりやむを得ない場合においては、3.0%以下とする。
本頁文字(可複製、可搜尋)
3-7 横断勾配
横断勾配は、1.5%以上、2.0%以下とする。
3-8 舗 装
舗装は、コンクリート舗装、半たわみ性舗装、その他耐油怯・耐久性を考慮した性能
を有するものとする。
3-9 料金徴収設備
(1)ETC により料金徴収を行う設備
ETC により料金徴収を行う設備は、料金徴収機能、路側表示機能、停電補償機能、
発進制御機能、監視記録機能を組み合わせたものとし、各機能で行う内容は表3-
9.1 のとおりとする。
なお、路側無線通信におけるセキュリティは、ETC における情報の不正記録の防
止、記録された情報の漏えい、滅失又はき損の防止その他の情報の適切な管理に必
要な機能を確保することとする。
表3-9.1 ETC により料金徴収を行う設備
機 能 必ず行う内容 必要に応じ行う内容
料金徴収 路側無線通信(料金徴収施設用) 車種判別
車両検知
料金確定
路側表示 料金表示 路側無線通信(予告用)
通行可否表示
停電補償 停電補償
発進制御 発信制御注)
監視記録 料金徴収状況監視
不正車両記録
注)
(2)ETC 以外の方法により料金徴収を行う設備
ETC 以外の方法により料金徴収を行う設備は、料金徴収機能、路側表示機能、停
電補償機能、発進制御機能、監視記録機能を組み合わせたものとし、各機能が行う
内容は表3-9.2 のとおりとする。
表3-9.2 ETC 以外の方法により料金徴収を行う設備
機 能 必ず行う内容 必要に応じ行う内容
料金徴収 支払手段に応じた料金処理 通行券発券
料金確定 車両検知
車種判別
路側表示 料金表示
停電補償 停電補償
本頁文字(可複製、可搜尋)
発進制御 発信制御
監視記録 料金徴収状況監視
不正車両記録
3-10 アイランド
アイランドは、トールゲート内の車線と車線の間に設けるものとし、料金徴収設備、
連絡通路等の機能確保に必要な配置及びそれらの維持管理を考慮したものとする。
3-11 上 屋
トールゲートには、防火構造の上屋を設けるものとする。ただし、ETC 車線について
は、必要に応じ設けるものとする。
3-12 ブース
料金徴収員により料金徴収を行う場合は、アイランド上にブースを設けるものとする。
4 関連施設
4-1 防護施設
料金徴収設備及びブースを防護するため、防護柱あるいはそれに類する必要な防護施
設を設けるものとする。
4-2 照明施設
料金徴収施設を含む前後の区間においては、道路照明施設を設けるものとし、トール
ゲートには、料金徴収のための照明施設を設けるものとする。
4-3 防風・防雪施設
料金徴収施設の設置場所における気象条件に応じ、料金徴収のための防風・防雪施設
を設けるものとする。
4-4 トールゲート開閉施設
トールゲートにおいて通行可能な車線を明示するため、車線上方には、開閉表示灯を
設けるものとする。
またアイランド先端部付近には、必要に応じ、開閉施設を設けるものとする。
4-5 車両計測設備
車両の総重量、軸重、高さを計測するため、必要に応じ、車両計測設備を設けるもの
とする。
4-6 料金所名称板
トールゲートに料金所名杯板を設けるものとする。
4-7 案内標示板
ETC 車線を有する料金徴収施設の手前には、ETC 車線の位置を案内する標示板を設け
るものとする。
4-8 ETC 車線表示板
ETC 車線上方には、ETC 車線の位置及びその運用状態を示すETC 車線表示板を設け
本頁文字(可複製、可搜尋)
るものとする。なお、ETC 車線表示板と開閉表示灯の相互の位置関係及び視認性には、
十分配慮するものとする。
5 路側無線装置
5-1 一般的事項
(1) 搬送波周波数帯の発振器を各々が有する路側無線装置と車載器との間で狭域通
信(Dedicated Short-Range Communication:以下、DSRC と略す。)
方式による通信を行う、ETC の路側無線装置について規定するものである。
(2) 路側無線装置は、空中線系と送受信装置からなる無線装置及び通信制御部で構
成される。また、空中線系は、空中線と給電線で構成される。
(3) ETC 車線における通信領域は、路面高1m において、長さ4m、幅3m を原則と
する。
5-1-1 無線通信条件
(1) 最大80km/h で走行する車両に搭載された車載器との間で通信ができること。
(2) 通信領域では、ビット誤り率1×10-5 以下を確保できること。
(3) 1 通信領域1 車両通過当りの通信エラー率(ETC の定められた通信手順による
処理が完了しない確率をいう。)は、1×10-6 以下を確保できること。
(4) 複数の車載器との間で1 対1 の双方向通信ができること。
(5) 通信領域と隣接する車線又は道路を走行する車両に搭載された車載器へ電波干
渉等の影響を与えないこと、受けないこと。
5-1-2 構造及び機能に関する条件
(1) 停電補償機能を有する設備から安定した電源の供給を受けること。
(2) 人体への影響、他の電子機器への電磁干渉に対して配慮すること。
(3) 人為的妨害に対する措置が講じられていること。
(4) 故障を自動的に監視する監視制御機能を有すること。また、必要に応じて自己
診断機能を有すること。
5-2 電気的特性
5-2-1 無線周波数帯
無線周波数帯は、5.8GHz2 帯とする。
5-2-2 キャリア周波数間隔
キャリア周波数間隔は、10MHz2 とする。
5-2-3 送受信周波数間隔
送受信周波数間隔は、40MHz2 とする。
5-2-4 無線通信方式
無線通信方式は、時分割多重方式を使用する複信方式とする。
5-2-5 無線アクセス方式
無線アクセス方式は、時分割多元接続方式(Time Division Multiple Access:以下、
本頁文字(可複製、可搜尋)
TDMA と略す。)とする。
5-2-6 媒体アクセス制御方式
媒体アクセス制御方式は、スロッテドアロハ方式とする。
5-2-7 変調方式
変調方式は、ASK(Amplitude Shift Keying)変調方式とする。
5-2-8 符号化方式
符号化方式は、スプリットフェーズ符号とする。
5-2-9 変調信号
変調信号速度は、1,024kbpsとし、スプリットフェーズ符号化後の変調速度は、
2,048kbaudとする。
変調信号速度の許容偏差は、±100×10-6 以下とする。
5-2-10 時分割多重数
時分割多重数は、8 以下とする。
5-2-11 一の筐体
一の筐体に収められており、かつ、容易に開けることができないものとする。
ただし、電源設備及び以下の装置を除く。
(1) 空中線系
(2) 送受信装置の動作の状態を表示する表示器
(3) データ信号用付属装置その他これに準ずるもの
5-2-12 無線周波数とキャリア番号
無線周波数とキャリア番号の関係は、表5-2-12.1のとおりとする。
表5-2-12.1 無線周波数とキャリア番号の関係
キャリア番号 無線周波数(MHz) 用 途
D1 5,795 ダウンリンク
D2 5,805 ダウンリンク
U1 5,835 アップリンク
U2 5,845 アップリンク
5-2-13 空中線電力
通信距離が10m 以下の場合の空中線電力は、10mW 以下とする。
なお、空中線電力の出力精度は、+20%、-50%以内とする。
5-2-14 隣接チャネル漏洩電力
隣接チャネル漏洩電力は、変調信号の符号速度と同じ符号速度の標準符号化試験信号
により変調した場合において、搬送波の周波数から10 MHz 離れた周波数を中心とする
±4,000MHZの帯域内に輻射されるバースト内平均電力の搬送波電力に対する比であり、
-40dB 以下とする。
5-2-15 アイ開口率
本頁文字(可複製、可搜尋)
アイ開口率は、振幅及び時間とも80%以上とする。
なお、送信装置出力におけるアイ開口率は、最大振幅をA、最小振幅をB としたとき、
アイ開口率(振幅)=2B/(A+B)
またゼロクロス時間幅の広がりの最大をA′、最小をB′としたとき、
アイ開口率(時間)=2B′/(A′+B′)
とする。ここで、ゼロクロスとは、観測波形の振幅平均値をいう。
5-2-16 信号送出絶対時間の許容偏差及びバースト送信過渡応答時間
信号送出絶対時間の許容偏差及びバースト送信過渡応答時間は、いずれも5μS 未満と
する。
5-2-17 キャリアオフ時の漏洩電力
キャリアオフ時の漏洩電力は、無信号時間内の当該送信周波数帯域放射電力であり、
25μW 以下とする。
5-2-18 スプリアス発射の強度
スプリアス発射の強度は、空中線に供給される周波数ごとのスプリアス発射のバース
ト内平均電力であり、25μW 以下とする。
5-2-19 占有周波数帯幅の許容値
占有周波数帯幅は、その上限の周波数を越えて輻射され、及びその下限の周波数未満
において輻射される平均電力が、それぞれ与えられた発射によって輻射される全平均電
力の0.5%に等しい上限及び下限の周波数帯幅であり、その許容値は、8MHz とする。
5-2-20 周波数安定度
周波数安定度は、発射によって占有する周波数帯の中央の周波数の割当周波数からの
許容することができる最大の偏差であり、絶対精度は、±20×10-6 以下とする。
5-2-21 変調指数
変調指数は0.75 以上、1.0 以下とする。
変調指数=(Vmax-Vmin)/(Vmax+Vmin).
Vmax:送信装置出力の変調信号の最大値
Vmin:送信装置出力の変調信号の最小値
5-2-22 筐体幅射
筐体輻射は、25μW 以下とする。
5-2-23 受信感度
受信感度は、2 値擬似雑音系列信号で変調した信号を1×106 ビット以上伝送した際の
ビット誤り率が1×10-5 となる受信入力レベルであり、ETC 車線に設置する路側無線装
置においては、-65dBm 以下とする。
5-2-24 通信領域内の電力範囲
ETC 車線に設置する受信機における最小入射電力は、-58dBm e.i.r.p.(等価等方
輻射電力)とし、最大入射電力は、-46dBm e.i.r.p.とする。
本頁文字(可複製、可搜尋)
5-2-25 隣接波選択度
隣接波選択度は、受信規格感度に+3dB 加えた希望波の受信入力レベルに対する、2
値疑似雑音系列信号で変調された妨害波により希望波のビット誤り率が1×10-5 となる
場合の妨害波の受信入力レベルの比であり、妨害波が10MHz 離調で0dB 以上、30MHz
離調及び50MHz 離調で20dB 以上とする。
5-2-26 スプリアス・レスポンス・リジェクション
スプリアス・レスポンス・リジェクションは、受信規格感度に+3dB 加えた希望波の
受信入力レベルに対する、無変調の妨害波により希望波のビット誤り率が1×10-5 とな
る場合の妨害波の受信入力レベルの比であり、ETC 車線に設置する路側無線装置は、
5.8GHz のISM 帯域内では23dB 以上とし、5.8GHz のISM 帯域外は16dB 以上とする。
5-2-27 副次的に発する電波の強度
副次的に発する電波の強度は、受信待受状態で空中線の端子から発する電波の強度で
あり、25μW 以下とする。
5-2-28 空中線の利得
空中線の利得は、与えられた空中線の入力部に供給される電力に対する、与えられた
方向において、同一距離で同一の電界を生ずるために、基準空中線の入力部で必要とす
る電力の比であり、20dBi 以下とする。
5-2-29 偏波
偏波は、右旋円偏波とする。
6 プロトコル
6-1 一般的事項
(1) ETC の路側無線装置と車載器との間のDSRC における通信制御方式を規定す
るものである。
(2) 通信制御方式は、開放型システム間相互接続の基本参照モデルに準拠した物理
層、データリンク層、応用層の3 層構造とし、データリンク層はMAC(Medium
Access Control)副層とLLC(Logical Link Control)副層で構成する。
(3) 通信制御方式は、無線通信システムの動作を円滑に行うため、層管理機能及び
システム管理機能を有する。
(4) 各層間のサービスアクセス点(Service Access Point:以下、SAP と略す。)は、
リンクアドレス単位で設定する。
6-2 物理層
(1) 物理層は、データリソク層及びシステム管理へ、データの伝送機能、通信のタ
イミング及び同期機能を提供すること。
(2) システム管理へサービスを提供するため、物理層に固有の管理情報べ-ス
(Management Information Base:以下、MIB と略す。)を設けること。
6-2-1 TDMA フレーム
本頁文字(可複製、可搜尋)
(1) TDMA フレームは、フレームコントロールメッセージスロット(Frame Control
Message Slot:以下、FCMS と略す。)、メッセージデータスロット(Message Data
Slot:以下、MDS と略す。)、ワイヤレスコールナンバースロット(Wireless Call
Number Slot:以下、WCNS と略す。)及びアクチベ-ションスロット(Activation
Slot:以下、ACTS と略す。)から構成する可変長フレームとし、1 フレームは9
スロット以下とする。
(2) 各スロット長は、100 オクテットとする。
(3) 通信モードは、全二重通信モードとする。
6-2-2 全二重通信フレーム
(1) フレーム構成は、図6-2-2.1に示す。
ダウン
FCMS (ⅰ) (ⅲ) (ⅴ) (ⅶ)
リンク
アップ
(ⅱ) (ⅳ) (ⅵ) (ⅷ)
リンク
図6-2-2.1 全二重通信フレーム構成
(2) ダウンリンクは、FCMS 及びMDS で構成する。
(3) アップリンクの第1 スロットは、MDS とし、第2 スロット以降は、MDS、WCNS
又はACTS で構成する。
(4) ダウンリンクのMDS 数とアップリンクのスロット数は、同数とし、最大4 とす
る。
(5) FCMS
ダウンリンク専用のフレーム制御用スロットであり、フレームの先頭に配置す
ること。
(6) MDS
データ伝送用スロットであり、1フレームに1スロット以上割り当てること。
(7) ACTS
(a) 車載器の初期接続要求用スロットであり、設定可能なスロット数は最大3と
する。
(b) 初期接続時に、車載器が6 個のアクチベーションチャンネル(Activation
Channel:以下、ACTC と略す。)用ウィンドウのうち1 個を選択し、ACTC を
路側無線装置に送信する。
(8) WCNS
車載器の識別符号情報用スロットである。
本頁文字(可複製、可搜尋)
6-2-3 フレームコントロールメッセージスロット(FCMS)
(1) FCMS は、図6-2-3.1に示すフォーマットとする。
FCMC
SC1(ⅰ) SC1(ⅷ)
t1 PR UW1 SIG FID FSI RLT SC C1 LID(ⅰ) … C1 LID(ⅷ) CRC t2
(ⅰ) (ⅷ)
28 2 4 2 1 1 1 7 1 4 1 4 2 12
100 (オクテット)
図6-2-3.1FCMS フォーマット
(2) フレームコントロールメッセージチャネル(Frame Control Message channel:
以下、FCMC と略す。)は表6-2-3.1に示す構成とし、それぞれのビット構
成は別添1 に示す。
表6-2-3.1 FCMC の構成
略 称 信号・フィールド名 オクテット数
PR プリアンブル 2
UWI ユニークワード 4
SIG 物理層のチャネル構成情報等の伝送チャネル制御フィールド 2
FID 路側無線装置の識別番号フィールド 1
FSI フレーム構成情報フィールド 1
RLT リリースタイマ情報フィールド 1
SC 路側無線装置のサービスアプリケーション情報フィールド 7
SCI 通信スロットの割当て用のスロット制御情報フィールド 5
CI 制御情報サブフィールド 1
LID リンクアドレスフィールド 4
CRC 誤り検出符号 2
(3) ガードタイムtl は、28 オクテット、t2 は、12 オクテットとする。
6-2-4 メッセージデータスロット(MDS)
(1) MDS は、図6-2-4.1に示すフォーマットとし、メッセージデータチャ
ネル(Message Data Channel:以下、MDC と略す。)と、アックチャネル(A
-ck Channel:以下、ACKC と略す。)で構成する。
本頁文字(可複製、可搜尋)
MDC ACKC
PR UW2 MAC MSDU CRC t3 PR UW2 AI CRC t4
2 2 2 65 2 11 2 2 1 2 9 (オクテット)
100
図6-2-4.1 MDS フォーマット
(2) MDC は、表6-2-4.1に示す構成とし、それぞれのビット構成は別添2
に示す。
表6-2-4.1 MDC の構成
略 称 信号・フィールド名 オクテット数
PR プリアンブル 2
UW2 ユニークワード 2
MAC MAC 制御フィールド 2
MSDU MAC サービスデータユニット 65
CRC 誤り検出符号 2
(3) ACKC は、表6-2-4.2 に示す構成とし、それぞれのビット構成は別添
2 に示す。
表6-2-4.2 ACKC の構成
略 称 信号・フィールド名 オクテット数
PR プリアンブル 2
UW2 ユニークワード 2
AI 受信確認情報フィールド 1
CRC 誤り検出符号 2
(4) ガードタイムt3 は、11 オクテット、t4 は、9 オクテットとする。
6-2-5 アクチベーションスロット(ACTS)
(1) ACTS は図6-2-5.1 に示すフォーマットとし、6 個のACTC 用ウィンドウ
で構成する。
本頁文字(可複製、可搜尋)
t5 t6
ACTC ACTC ACTC ACTC ACTC ACTC
(1) (2) (3) (4) (5) (6)
12 2 12 2 12 2 12 2 12 2 12 18 (オクテット)
100
図6-2-5.1 ACTS フォーマット
(2) ACTC は、図6-2-5.2に示すフォーマット及び表6-2-5.1に示す構
成とし、それぞれのビット構成は、別添3に示す。
図6-2-5.2 ACTC フォーマット
PR UW2 FID LID LRI CRC
2 2 1 4 1 2 (オクテット)
表6-2-5.1 ACTC の構成
略 称 信号・フィールド名 オクテット数
PR プリアンブル 2
UW2 ユニークワード 2
FID 路側無線装置の識別番号フィールド 1
LID リンクアドレスフィールド 4
LRI リンク要求情報フィールド 1
CRC 誤り検出符号 2
(3) ガードタイムt5 は、2 オクテット、t6 は、18 オクテットとする。
6-3 データリンク層
(1) MAC 副層の機能は、以下とする。
(a) スロット割当て等のフレーム制御。
(b) 物理層から渡されたMAC 副層のプロトコルデータ単位(MAC Protocol Data
Unit:以下、MPDU と略す。)からLLC 副層に渡すLLC 副層のプロトコルデー
タ単位(Link Protocol Data Unit:以下、LPDU と略す。)の生成。
(c) LLC 副層から渡されたLPDU から物理層へ渡すMPDU の生成。
(d) MDC で送られる受信データの誤り検出及びMPDU 単位での再送制御。
(e) MDC のMPDU 及びCRC フィールドに対するスクランブル。
(2) LLC 副層の機能は、以下とする。
(a) LPDU の送受信の初期化。
(b) データのフロー制御。
(c) 受信したプロトコルデータ単位(Protocol Data Unit:以下、PDU と略す。)の
本頁文字(可複製、可搜尋)
解釈。
(d) 第1 種動作によるデータ転送。
6-3-1 MAC 副層のプロトコルデータ単位(MPDU)
(1) MPDU は、図6-3-1.1に示すフォーマットとする。
MPDU
MAC
MSDU 制御フィールド
2 オクテット 65 オクテット
図6-3-1.1 MPDU フォーマット
(2) MAC 制御フィールドについては、最下位ビット(Least Significant Bit:以下、
LSB と略す。)を先頭にして物理層に送信するか、又は物理層から受信すること。
また、MSDU は、LLC 副層から受けたとおりのビット順序で送信し、また受信し
たとおりのビット順序でLLC 副層に渡すこと。
(3) 65 オクテット以上の長さを有するLPDU は、MAC 副層で65 オクテットのMAC
サービスデータ単位(MAC Service Data Unit:以下、MSDU と略す。)の単位で分
割化し、複数のフレームを用いて伝送すること。
6-3-2 MAC 副層サービス
MAC 副層は、以下のプリミティブをLLC 副層に提供すること。
(1) MA-UNITDATA 要求
(2) MA-UNITDATA 指示
詳細は、別添4 に示す。
6-3-3 MAC 副層層管理サービス
MAC 副層層管理は、以下のプリミティブを応用層、もしくはシステム管理に提供する
こと。
(1) MLME_GET 要求
(2) MLME_GET 確認
(3) MLME_SET 要求
(4) MLME_SET 確認
(5) MLME_ASSOCIATE 指示
詳細は、別添5 に示す。
6-3-4 MAC 副層のフレーム管理
(1) フレーム生成、送受信処理、初期接続、MAC データサービス処理及びMAC の
転送制御を行うこと。詳細は、別添6 に示す。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(2) フレーム管理に使用する変数は、別添7 に示す。
(3) 運用形態に応じたフレーム構成をあらかじめMAC 副層に固有のMIB に登録す
ること。
6-3-5 データスクランブル
(1) 秘話鍵によるデータスクランブル機能を有すること。詳細は、別添8 に示す。
(2) MDC についてのみ適用すること。
6-3-6 LLC 副層のプロトコルデータ単位(LPDU)
(1) LPDU は、図6-3-6.1に示すフォーマットとする。詳細は、別添9 に示
す。
LPDU
LLC 制御
LSDU
フィールド
1 クテット M クテット
M:0 以上の整数値
図6-3-6.1 LPDU フォーマット
(2) LLC 制御フィールドについては、LSB を先頭にしてMAC 副層に送信するか、
又はMAC 副層から受信すること。また、LSDU は、応用層から受けたとおりの
ビット順序で送信し、また受信したとおりのビット順序で応用層に渡すこと。
6-3-7 LLC 副層サービス
LLC 副層は、以下のプリミティブを応用層に提供すること。
(1) DL-UNITDATA 要求
(2) DL-UNITDATA 指示
詳細は、別添10 に示す。
6-4 応用層
応用層は、転送カーネル(Trasfer Kernel Element:以下、T-KE と略す。)と初期化カ
ーネル(Initialisation Kernel Element:以下、I-KE と略す。)から構成すること。
(1) T-KE
応用層のプロトコルデータ単位(Application Protocol Data Unit:以下、APDU
と略す。)の転送サービス及びデータの符号化又は複号化を行う構成要素。
(2) I-KE
初期接続手順のサービスを行う構成要素。
6-4-1 応用層のプロトコルデータ単位(APDU)
(1) APDU は図6-4-1.1に示すフォーマットとする。
本頁文字(可複製、可搜尋)
APDU
LLC 制御
制御情報 ASDU
フィールド
図6-4-1.1 APDU フォーマット
(2) APDU は最上位ビット(Most Significant Bit:以下、MSB と略す。)を先頭に
して、LLC 副層に送信、又はLLC 副層から受信すること。
6-4-2 転送カーネル(T-KE)
(1) T-KEは、以下のプリミティブをアプリケーション及びI-KEに提供すること。
詳細は、別添11 に、パラメータは、別添12 に示す。
(a) ACTION
(b) EVENT-REPORT
(c) INITIALIZATION
(2)データ送信手順
(a) ASDU からAPDU への変換
(b) APDU の符号化
(c) LLC 副層への転送
(3)データ受信手順
(a) APDU の復号化
(b) APDU からASDU への変換
(c) アプリケーションへの転送
6-4-3 初期化カーネル(I-KE)
(1) I-KE は、通信システムプロファイル又はアプリケーションに関する情報を交
換し、通信の初期設定を行うこと。
(2) I-KE は、アプリケーションに対して以下のプリミティブを提供すること。
詳細は、別添13 に示す。
(a) RegisterApplicationBeacon
(b) DeregisterApplication
(c) NotifyApplicationBeacon
(d) ReadyApplication
(3) 初期設定は、車載器のリンクアドレス単位で処理を行うこと。詳細は別添14 に
示す。
6-4-4 応用層層管理
応用層層管理は、以下の情報をMIB で管理すること。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(1) アプリケーションの情報を、RegisterApplicationBeacon 受信時に応用層に登録
し、DeregisterApplication 受信時に応用層から登録解除する。
(2) 通信中のアプリケーションに関する情報をNotifyApplicationBeacon 送信時に
応用層に登録し、DeregisterApplication 受信時又は全アプリケーション実行終了
時に応用層から登録解除する。
6-4-5 プロファイル
(1) 通信システムプロファイルは、路側無線装置又は車載器の通信機能を整数で識
別する番号であり、9 とする。
(2) 応用層プロファイルは、応用層の機能を整数で識別する番号であり、4 とする。
(3) 応用層プロファイル番号4 のASN.l モジュールは、DSRCData-P0 を使用す
る。詳細は、別添15 に示す。
6-4-6 アプリケーション間通信手順
(1) 初期接続手順は、別添16 に示す。
(2) アプリケーション間通信では、ACTION プリミティブを使用すること。
(3) アプリケーションからReadyApplication を受信し、車載器に対してEVENT-
REPORT.request(リリース)を送信することで通信終了とする。詳細は、別添
17 に示す。
7 ETC アプリケーションインタフェース
7-1 一般的事項
無線通信区間におけるアプリケーションインタフェースの規定内容は、以下とする。
(1)応用層から提供されるプリミティブパラメータ
(2)アプリケーションに対するサービス
(3)ETC で使用するデータの定義
7-2 アプリケーションサービスデータ単位(ASDU)
アプリケーションインタフェースのサービスデータ単位(Application Service Data
Unit:以下、ASDU と略す。)は、図7-2.1に示すフォーマットとする。
ASDU
アプリケーションンターフェース
ADU
制御フィールド
図7-2.1 ASDU フォーマット
7-3 応用層プリミティブパラメータ
ACTION プリミティブのアクションタイプの番号は、8 とし、アプリケーションイン
タフェースでのコマンド名をTRANSFER-CHANNEL とする。詳細は、別添18 に示
す。
本頁文字(可複製、可搜尋)
7-4 アプリケーションに対するサービス
(1) ACTION プリミティブのパラメータ内のサブコマンドを用い、アプリケーション
へのサービスを提供すること。パラメータの詳細は、別添19 に、サブコマンドの
詳細は、別添20 に示す。
(2)路側無線装置のアプリケーションと車載器のアプリケーションの間で交換するデ
ータは、アトリビュ-トID 単位とする。
(3)アトリビュ-トの示す内容は、OCTET STRING 型とする。
7-5 ビーコンサービステーブル(BST)及び車両サービステーブル(VST)
初期接続手順時にBST を送信し、また車載器からVST を送信すること。詳細は、別
添21に示す。
7-6 ETC で使用するデータの定義
ETC で使用するデータの構成は、表7-6.1に示す内容とする。
表7-6.1 ETC で使用するデータの定義
アトリ オ ク
デ ー タ
ビュ-ト データ種別 データ項目 テット 内 容
レコード
ID 数
96 車載器固 システム情 車載器シス 2 アプリケーション機能
有情報 報 テム版数 の版数
車載器ID 車載器ID 4 車載器の製造者毎の個
体識別番号
車両コード 3 車載器の利用を限定す
る車両コード
車両情報
ナンバープ 8 車両番号
レート情報
予備 V オクテット数の最大値
は32 とする。
97 車載器指 表示指示情 通行可否案 6 車載器への通行可否の
示情報 報 内 表示指示情報
98 車載器履 処理履歴情 処理IC カー 10 処理を行ったIC カード
歴情報 報 ドID の個体識別番号
110 契約情報 利用契約提 3 利用契約を提供する道
ETC コン
供者 路事業者
テクストマ
利用契約種 2 利用契約の種類
ーク
別
本頁文字(可複製、可搜尋)
コンテクス 1 利用契約の版数
トバージョ
ン
システム情 IC カードシ 2 IC カードアプリケーシ
報 ステム版数 ョン機能の版数
IC カード IC カードID 10 IC カードの個体識別番
情報 号
利用契約情 契約有効期 2 利用契約の有効期限
報 限
契約車両情 ナンバープ 8 車両限定契約の場合の
報 レート情報 車両番号
予備 V オクテット数の最大は
63 とする。
111 出口情報 強制流出情 強制流出地 6 強制流出時の料金徴収
報 点 施設の識別番号
強制流出期 4 強制流出割引の有効期
限 限
予備 V オクテット数の最大値
は5 とする。
112 入口情報 通行処理記 通過時刻 4 処理を行った時刻
録情報 料金所番号 6 処理を行った料金徴収
施設の識別番号
車線番号 1 処理を行った車線の識
別番号
処理結果フ 1 処理結果
ラグ
設定車種 1 入口で設定した車種区
分
車両計測情 軸数の計測 1 路側で計測する車両の
報 結果 軸数
車両番号 8 路測で計測する車両番
号
軸重の計測 2 路測で計測する車両の
結果 軸重量
予備 V オクテット数の最大値
は4 とする。
本頁文字(可複製、可搜尋)
113 バリア情 通行処理記 通過時刻 20 処理を行った時刻
報 録情報 料金所番号 30 処理を行った料金徴収
施設の識別番号
車線番号 5 処理を行った料金徴収
施設の識別番号
処理結果フ 1 処理結果
ラグ
114 通行履歴 通行処理記 通過時刻 4 処理を行った時刻
情報 録情報 料金所番号 6 処理を行った料金徴収
施設の識別番号
料金所タイ 1 処理の種類
プ
車線番号 1 処理を行った車線の識
別番号
処理一連番 3 処理の一連番号
号
課金車種 1 料金処理を行った車種
区分
処理結果フ 1 処理結果
ラグ
決済結果フ 1 決済結果
ラグ
予備 V オクテット数の最大値
は12 とする。
119 予備 残高情報 5
120 利用明細 通行処理記 入口料金所 6 処理を行った料金徴収
情報 録情報 番号 施設の識別番号
出口料金所 6 料金処理を行った料金
番号 徴収施設の識別番号
通過時刻 4 料金処理を行った時刻
支払情報 課金車種 1 料金処理を行った車種
区分
通行料金 5 通行料金額
予備 V オクテット数の最大値
は5 とする。
(注)表中の「オクテット数」欄のⅤは、当談データ項目が可変長であることを示す。ま
本頁文字(可複製、可搜尋)
た、その場合のⅤの最大値を「内容」欄に示す。ただし、利用明細情報を除くデータ
レコードにおけるⅤの合計は、93 オクテットを超えない値とする。
8 維持管理
8-1 概説
料金徴収施設は、設置後において、その目的が適切に果たせるよう維持管理を十分に
行い、常に良好な状態が保たれるよう配慮しなければならない。
8-2 点検及び補修
料金徴収施設は、点検及び監視により状況を把握し、異常が発見された場合には、速
やかに補修しなければならない。
なお、料金徴収設備は、必要な機能が確保されるよう定期的に点検を実施しなければ
ならない。
8-3 記録
料金徴収施設の維持管理を適切に行うため、必要な事項を台帳などに記録するものと
する。
別添1 FCMC のビット構成
1 プリアンブル(PR)
ビット構成は、以下とする。
LSB MSB
「1010101010101010」
2 ユニークワード(UW1)
ビット構成は、以下とする。
LSB MSB
「00011011101010000100101100111110」
3 伝送チャネル制御フィールド(SIG)
SIG は、図別1-3.1に示す構成とする。
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
0 0 0 0 0 0 第1 オクテット PVI
予約
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
CCZ TRI TDI ATI 第2 オクテット FTI
本頁文字(可複製、可搜尋)
図別1-3.1 SIG の構成
(a)第1 オクテットのビット番号3 から8(b3~b8)は、今後のシステム対応のため
の予約であり「0」とする。
(b)プロトコルバージョン符号(PVI)
PVI は、路側無線装置が運用している通信プロトコルバージョンを示し、表別
1-3.1の内容とする。第1 オクテットのビット番号1、2(b1、b2)は、「00」
とする。
表別1-3.1 PVI の内容
ビット番号
通信プロトコルの版数
b1 b2
0 0 初版
その他 予約
(c)周波数種別識別子(FTI)
FTI は、路側無線装置の運用周波数を示し、表別1-3.2の内容とする。
表別1-3.2 FTI の内容
ビット番号
内 容
b1 b2
0 0 周波数D1、U1
1 1 周波数D2、U2
その他 予約
(d)通信ゾーン連結識別子(CCZ)
CCZ は、異なる識別番号の路側無線装置が進行方向に縦列隣接して配置され、
連結動作しているかどうかを示し、表別1-3.3の内容とする。
表別1-3.3 CCZ の内容
ビット番号
内 容
b3
1 縦列隣接配置され、連結動作している路側無線装置の場合
0 単独設置又は縦列隣接配置されているが、連結動作していない路側無
線装置の場合
(e)送受信機識別子(TRI)
① TRI は、連結通信ゾーンで進行方向に縦列配置している路側無線装置の空中
線の識別子であり、表別1-3.4の内容とする。
表別1-3.4 TRI の内容
ビット番号
内 容
b4 b5
0 0 設定なし
本頁文字(可複製、可搜尋)
1 0 進行方向に対し相対的に手前の(第1)路側無線装置の空中線
0 1 進行方向に対し相対的に先の(第2)路側無線装置の空中線
1 1 予約
② CCZ が「0」でTRI が「10」あるいは「01」の場合には、通信ゾーンの状態
及びデータリンク層の動作が異なるものとする。
③ CCZ が「1」、TRI が「00」の組合せは、使用しないものとする。
(f)時分割識別子(TDI)
2系統以上の近接して配置された路側無線装置において時分割により通信フ
レームの送受信制御が行われているかどうかを示す識別子であり、表別1-3.
5の内容とする。
表別1-3.5 TDI の内容
ビット番号
内 容
b6
1 時分割有り
0 時分割無し
(g)通信エリア識別子(ATI)
路側無線装置がどの空中線電力クラスで運用している通信領域かを示す識別
子であり、表別1-3.6の内容とする。
表別1-3.6 ATI の内容
ビット番号
内 容
b7 b8
0 0 空中線電力10mw 以下の通信領域
その他 予約
4 識別番号フィールド(FID)
(1)FID は路側無線装置の識別番号であり、長さは、1 オクテットとする。
(2)識別番号は、各有料道路事業者がモジュロ256で設定すること。
(3)近接した通信領域においては、重複した付番は行わないこと。
(4)「11111111」の付番は、行わないこと。
5 フレーム構成情報フィールド(FSI)
FSI はFCMC のチャネル制御情報であり、図別1-5.1の構成とする
。
本頁文字(可複製、可搜尋)
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
CM SLN 0 0 0 0
予約
図別1-5.1 FSI の構成
(a)通信モード識別子(CM)
通信モード設定のための識別子であり、「0」とする。
(b)スロット数情報フィールド(SLN)
FCMS に続いて割り当てられるスロット数を示すものであり、表別1-5.2
の内容とする。
表別1-5.2 SLN の内容
ビット番号
割 当 て ス ロ ッ ト 数
b2 b3 b4
0 0 0 1
1 0 0 2
0 1 0 3
1 1 0 4
そ の 他 無 効
(c)各通信モードで使用するスロット数は、原則として、2、4 とする。
(d)ビット番号5 から8(b5~b8)は、予約であり「0」とする。
6 リリースタイマ情報フィールド(RLT)
RLT は、路側無線装置が車載器のリンク要求を制限するための時間パラメータであ
り、図別1-6.1の構成とする。
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
有 効 RLT 単位 RLT 値
識別子
リリースタイマフィールド
図別1-6.1 RLT の構成
(a)有効識別子
本頁文字(可複製、可搜尋)
リリースタイマが有効か無効かを示す識別子であり、以下の通りとする。
「0」:無効
「1」:有効
(b)RLT 単位
表別1-6.1の内容とする。
表別1-6.1 RLT 単位の内容
ビット番号
内 容
b2 b3
0 0 0.2 秒
1 0 2 秒
0 1 20 秒
1 1 200 秒
(c)RLT 値
① RLT 値は、0 から31 の整数値とする。
② リリースタイマは、RLT 値にRLT 単位を乗じたものとする。
7 サービスアプリケーション情報フィールド(SC)
(1)SC は、路側無線装置が提供可能なアプリケーションを示すものであり、図別1-
7.1の構成とする。
1 2 3 4 5 6 7 オクテット番号
IMI API
7 オクテット
SC の構成
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
イニシャリ
ゼーション 0 0 0 0 0 0 0
モード識別
予約
0:標準手順
1:簡略手順
(a) IMI の構成
本頁文字(可複製、可搜尋)
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
拡張子 AID
0:継続
1:継続無し
(b) API の構成
図別1-7.1 SC の構成
(a)イニシャリゼーションモード識別フィールド(IMI)
① IMI は1 オクテットの構成とする。
② ビット番号1(b1)は、接続手順を示し、「0」とする。
(b)アプリケーション識別子(API)
① API は、6 オクテットの構成とし、オクテット番号2 は、アプリケーション
要素識別子(AID)14 とする。
② 各フィールドの1 ビット目は拡張子とし、以下の通りとする。
「0」:次にくるオクテットが有効な場合
「1」:次にくるオクテットが無効な場合
③ オクテット番号6 及び7 は、予約であり、「0」とする。
(2)AID
(a)AID は、アプリケーションの種類を示す識別子であり、14 とし、表別1-7.
1の内容とする。
表別1-7.1 AID の内容
AID アプリケーション
0 システム
1~13 予約
14 ノンストップ自動料金収受システム(ETC)
15~31 予約
(b)AID は、7 ビットのフィールド長とする。
(c)AID をAPI フィールドに格納する場合は、MSB 側のビットフィールドを使用す
るものとし、その他LSB 側のビットは、「0」とする。
(d)AID が5 ビット定義ではビット番号4 から8(b4~b8)を使用し、ビット番号2、
3(b2、b3)は「0」とすること。
8 スロット制御情報フィールド(SCI)
(1)SCI は、割り当てられた通信スロット制御情報であり、1 オクテットの制御情報サ
ブフィールド(CI)と、4 オクテットのリンクアドレスフィールド(LID)から構成
本頁文字(可複製、可搜尋)
すること。
(2)有効なSCI の数は、割り当てるスロット数の2 倍とする。
(3)ACTS をFCMS に続く最初のスロットに割り当ててはならない。
9 制御情報サブフィールド(CI)
CI は、スロット割り当て用の制御情報であり、図別1-9.1に示すように3 種類の
構成とする。
MDS 制御フィールド(SI=00) bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
0 0 0 0 ST DR
SI
予約
1:アップリンク
0:ダウンリンク
ACTS 制御フィールド(SI=11) bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
1 1 0 0 0 ACPI STA
SI
1:許可
予約 0:不許可
WCNS 制御フィールド(SI=10) bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
1 0 0 0 0 0 0 0
SI
予約
図別1-9.1 CI の構成
(a) スロット識別子(SI)
① スロットの属性を示す識別子であり、表別1-9.1の内容とする。
表別1-9.1 SI の内容
本頁文字(可複製、可搜尋)
ビット番号
内 容
bl b2
0 0 MDS として割付
1 1 ACTS として割付
1 0 WCNS として割付
0 1 予約
② ACTS を指示する場合には、後続するLID は無視すること。
(b)信号種別識別子(ST)
① MDC の内容を示す識別子であり、表別1-9.2 の内容とする。
表別1-9.2 ST の内容
ビット番号
内 容
b5 b6 b7
1 1 1 通常のデータチャネル
0 1 1 空きのデータチャネル
1 0 1
0 0 1
予約
1 1 0
0 1 0
1 0 0 アイドル信号チャネル
0 0 0 予約
② ST の内容がアイドル信号チャネルの場合、MDC のLPDU 領域は、全て「0」とす
る。
③ ST の内容が空きのデータチャネルの場合、SCl のLID 及び該当するMDC のデータ
は、無効とする。
(c) 通信方向識別子(DR)
MDC の転送方向を指示する通信方向識別子であり、以下の通りとする。
「1」:アップリンク
「0」:ダウンリンク
(d) リンク要求状態識別子(ACPI)
① 路側無線装置が車載器のACTC 送出動作を制御するリンク要求状態識別子であ
り、以下の通りとする。
「1」:ACTC 送信を許可する
「0」:ACTC 送信を許可しない
② 1フレーム内に複数のACTS を割り付ける場合は全て同じ値とする。
(e) ふくそう情報(STA)
① 路側無線装置のACTC の受信状態を通知するために使用するものであり、表別
本頁文字(可複製、可搜尋)
1-9.3 の内容とする。
表別1-9.3 STA の内容
ビット番号
起動確率
b7 b8
0 0 100~50%
1 0 50 未満~25%
0 1 25 未満~12.5%
1 1 12.5%未満
② 1 フレーム内に複数のACTS を割り付ける場合は、全て同じ値とする。
10 リンクアドレスフィールド(LID)
(1) LID は、次の3 タイプとする。
(a) プライベートリンクアドレス
路側無線装置と1 台の車載器間で通信を行うためのリンクアドレス。
(b) 一斉同報リンクアドレス
路側無線装置が複数の車載器に一斉同報型でデータ等を送信するためのリンク
アドレス。
(c) グループ同報リンクアドレス
路側無線装置が複数の車載器群にデータ等を送信するためのリンクアドレス。
(2) LID は、図別1-10.1に示す構成とする。
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
拡張子 第1 オクテット
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
拡張子 第2オクテット
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
拡張子 第3オクテット
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
拡張子 第4オクテット
本頁文字(可複製、可搜尋)
リンクアドレス設定フィールド
図別1-10.1 LID の構成
(3) プライベ-トリンクアドレスは、4つのオクテットのビット番号2から8(b2
~b8)の28ビットを使用して設定する。第1オクテットから第3オクテットの
ビット番号1(b1)は、「0」とし、第4 オクテットのビット番号1(b1)は、「1」
とすること。
11 誤り検出符号(CRC)
(1) CRC は、PR 及びUW1以外のデータ符号について行うこと。
(2) 生成多項式は、以下とする。
生成多項式:1+Ⅹ5+Ⅹ12+Ⅹ16
12 ビット送出順
各スロットの信号は、LSB を先頭にして送信、又は受信すること。
別添2 MDC 及びACKC のビット構成
1 プリアンブル(PR)
ビット構成は、以下とする。
LSB MSB
「1010101010101010」
2 ユニークワード(UW2)
ビット構成は、以下とする。
LSB MSB
「1010101010101010」
3 MAC 制御フィールド(MAC)
MAC 制御フィールドは、図別2-3.1に示す構成とする。
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
第1オクテット
FRG C/L 0 C/R SEQ
予約
本頁文字(可複製、可搜尋)
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
LI 0
第2オクテット
予約
図別2-3.1 MAC 制御フィールドの構成
(a) 第1 オクテットのビット番号3(b3)と第2 オクテットのビット番号8(b8)
は、今後のシステムのための予約であり「0」とする。
(b) 分割化情報(FRG)
受信メッセージが分割化している場合は「1」、分割化していない場合は「0」
とする。
(c) メッセージ継続情報(C/L)
① 受信メッセージに対し、継続して送付するMDC がある場合は、「1」、最終の
MDC である場合は、「0」とする。
② 1スロットで完結するメッセージの場合は「0」とする。
(d) コマンド/レスポンス識別子(C/R)
C/R は、LPDU のコマンド/レスポンス識別子であり、コマンドLPDU の場
合は「0」、レスポンスLPDU の場合は「1」とする。
(e) シーケンス番号(SEQ)
① SEQ は、データの転送順序を示し、モジュロ16 で設定すること。
② SEQ は、同一メッセージの受信の防止及びMAC 副層のデータの分割、統合に
用いること。
③ LSB はb5 とする。
(f) データ長情報フィールド(LI)
LPDU の有効なデータ長を指示する情報フィールドであり、単位はオクテット
とする。
4 誤り検出符号(CRC)
(1) RC は、PR 及びUW2以外のデータ符号について行うこと。
(2) 生成多項式は、以下とする。
生成多項式:1+Ⅹ5+Ⅹ12+Ⅹ16
5 受信確認情報フィールド(AI)
AI は、ACKC の情報フィールドで図別2-5.1に示す構成とする。
(a) ビット番号1~7は、今後のシステムのための予約であり「0」とする。
(b) データが正しく受信したというアック(Ack)信号の場合はAK を「1」、デー
本頁文字(可複製、可搜尋)
タが正しく受信されなかったというナック(Nack)信号の場合はAK を「0」と
する。
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
0 0 0 0 0 0 0 AK
1:AcK
予約
0:Nack
図別2-5.1 AI の構成
6 ビット送出順
各スロットの信号は、LSB を先頭にして送信、又は受信すること。
別添3 ACTC のビット構成
1 プリアンブル(PR)
ビット構成は、以下とする。
LSB MSB
「1010101010101010」
2 ユニークワード(UW2)
ビット構成は、以下とする。
LSB MSB
「1010101010101010」
3 識別番号フィールド(FID)
FID の長さは、1 オクテットであり、FCMC で送信されるFID を使用すること。
4 リンクアドレスフィールド(LID)
(1) LID は、プライベートリンクアドレスとする。
(2) プライベートリンクアドレスは、4 つのオクテットのビット番号2から8(b2
~b8)の28ビットを使用して設定する。第1 オクテットから第3オクテットの
ビット番号1(b1)は、「0」とし、第4 オクテットのビット番号1(b1)は、「1」
とすること。
5 リンク要求情報フィールド(LRI)
LRI は、車載器からの初期接続要求の情報フィールドで図別3-5.1に示す構
成とする。
本頁文字(可複製、可搜尋)
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
イニシャ
リゼーシ
優先割付
ョンモー
ド識別
プロトコルバージョン応答識別子 アプリケーション識別フラグ
図別3-5.1 LRI の構成
(a) ビット番号1(b1)は、車載器がMDS の優先割付を路側無線装置に要求する場
合には「1」に、要求しない場合には「0」に設定される。
(b) ビット番号2(b2)は、「0」とする。
(c) ビット番号3、4(b3、b4)は、プロトコルバージョン符号で路側無線装置の
FCMC のSIG で使用するPVI と同じ内容とする。
(d) ビット番号5から8(b5~b8)は、車載器のアプリケーションと路側無線装置
が提供するアプリケーションとを比較した結果を示すものである。
ETC のみのアプリケーションの場合、「1000」の時は、通信を継続し、「0000」の
時は、通信を破棄するものとする。
6 ビット送出順
各スロットの信号は、LSB を先頭にして送信、又は受信すること。
別添4 MCA 副層サービス
1 MA-UNITDATA 要求
(1) MA-UNITDATA 要求プリミティブは、MSDU を送ることを要求するためのサ
ービス要求プリミティブとする。
(2) このプリミティブでは、次のパラメータとする。
MA-UNITDATA 要求(link_address,data,response_request,cr)
(a) link_address は、プライベートリンクアドレスを表示するパラメータとする。
(b) data は、MAC エンティティによって転送するMSDU を設定するパラメータ
とする。
(c) response_request は、アップリンク用のMDS の割当て要求を設定するパラ
メータであり、0、1、2を使用すること。
① response_request が0の値をとる時、同時に渡されたdata をlink_
address で示される車載器に送信する動作のみを行うこと。LLC 副層は、第1
種動作のコマンドPDU で上位層がそのパラメータresponse_request に0を
指定した場合に、この値を指定すること。
本頁文字(可複製、可搜尋)
② response_request が1の値をとる時、同時に渡されたdata をlink_
address で示される車載器に送信後、この1ink_address でアップリンク用の
MDS を割当てる。LLC 副層は第1 種動作のコマンドPDU で上位層がそのパ
ラメータresponse_request に1を指定した場合に、この値を指定すること。
③ response_request が2の値をとる時、このlink_address でアップリン
ク用のMDS を割当てる。この時、data は破棄される。LLC 副層は、第1 種
動作のコマンドPDU で上位層がそのパラメータresponse_request に2を指
定した場合に、この値を指定すること。
(d) cr は、LLC 副層で定めるコマンド/レスポンスを識別するパラメータであり、
MAC 制御フィールドの4 ビット目に設定する。
(3) このプリミティブは、常にLLC 副層によって生成すること。
2 MA-UNITDATA 指示
(1) MA-UNITDATA 指示プリミティブは、MAC エンティティからLLC エンティ
ティに対するMSDU の転送プリミティブとする。
(2) MA-UNITDATA 指示プリミティブは、次のパラメータをもつこと。
MA-UNITDATA 指示(link_address,data,cr)
(a) link_address は、プライベートリンクアドレスを指示するパラメータとする。
(b) data は、MAC エンティティが受信するMSDU を設定するパラメータとする。
(c) cr は、LLC 副層で定めるコマンド/レスポンスを識別するパラメータであり、
MAC 制御フィールドの4 ビット目に設定する。
(3) MA-UNITDATA 指示プリミティブは、MAC エンティティにフレームが到着
したことを示すために、MAC エンティティからLLC エンティティに波すものと
する。
別添5 MAC 副層層管理サービス
1 MLME_GET 要求
(1) MLME_GET 要求プリミティブは、MIB アクセス制御サービスのためのサー
ビス要求プリミティブとする。
(2) MLME-GET 要求プリミティブは、次のパラメータをもつこと。
MLME_GET 要求(MIB_attribute)
MIB_attribute パラメータには、MIB 変数の変数名を設定すること。
(3) MLME-GET 要求プリミティブは、MAC 副層層管理のMIB 変数の読み取りを
要求する際に生成され、応用層エンティティ、もしくはシステム管理エンティテ
ィからMAC 副層層管理に渡されるものとする。
2 MLME-GET 確認
(1) MLME_GET 確認プリミティブは、MIB アクセス制御サービスのためのサー
ビス確認プリミティブとする。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(2) MLME_GET 確認プリミティブは、次のパラメータをもつこと。
MLME_GET 確認(status,MIB_attribute,MIB_attribute_value)
(a) status は、MLME_GET 要求によるMIB 変数の読み取りの成功/不成功を
示す。無効な変数名が設定された場合にstatus は、不成功を示す。このとき
MIB_attribute_value の値は保証しない。
(b) MIB_attribute には、MLME_GET 要求で指定された変数名を設定するこ
と。
(c) MIB_attribute_value には、その変数の値を設定すること。
(3) MLME_GET 確認プリミティブは、MIB 変数の読み取り結果を通知する際に
生 成され、MAC 副層層管理から応用層エンティティ、もしくはシステム管理エ
ンティティに疲すものとする。
3 MLME_SET 要求
(1) MLME-SET 要求プリミティブは、MIB アクセス制御サービスのためのサービ
ス要求プリミティブとする。
(2) MLME-SET 要求プリミティブは、次のパラメータをもつこと。
MLME_SET 要求(MIB_attribute,MIB_attribute_value)
(a) MIB_attribute パラメータには、MIB 変数の変数名を設定すること。
(b) MIB_attribute_value は、値を設定すること。
(3) MLME_SET 要求プリミティブは、MAC 副層層管理のMIB 変数に値の書込み
を要求する際に生成され、応用層エンティティ、もしくはシステム管理エンティ
ティからMAC 副層層管理に渡されるものとする。
4 MLME_SET 確認
(1) MLME-SET 確認プリミティブは、MIB アクセス制御サービスのためのサービ
ス確認プリミティブとする。
(2) MLME_SET 確認プリミティブは、次のパラメータをもつこと。
MLME_SET 確認(status,MIB_attribute)
(a) status は、MLME_SET 要求によるMIB 変数の書込みの成功/不成功を示
す。無効な変数名が設定された場合にstatus は、不成功を示す。
(b) MIB_attribute パラメータには、MLME_SET 要求で指定された変数名を
設定すること。
(3) MLME_SET 確認プリミティブは、MIB 変数への書込み結果を通知する際に生
成され、MAC 副層層管理から応用層エンティティ、もしくはシステム管理エンテ
ィティに渡すものとする。
5 MLME_ASSOCIATE 指示
(1) MLME_ASSOCIATE 指示プリミティブは、アソシエーション制御サービスの
ためのサービス指示プリミティブとする。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(2) MLME_ASSOCIATE 指示プリミティブは、次のパラメータをもつこと。
MLME _ASSOCIATE 指示(link _address ,initialization _mode ,
application_id,priority)
(a) link_address パラメータには、アクチベーションチャネルACTC に多重され
たLID を設定すること。
(b) initialization_mode パラメータには、リンク要求情報フィールドLRI のイニ
シャリゼーションモード識別子IMI の値を設定すること。
(c) application_id パラメータには、ACTC のLRI に多重されたアプリケーショ
ン識別フラグを設定すること。
(d) priority パラメータは、将来の予約とする。
(3) MLME_ASSOCIATE 指示プリミティブは、車載器からの初期接続要求の到着
を示すために生成され、MAC 副層層管理から応用層に渡すものとする。
別添6 MAC 副層のフレーム管理
1 フレームの生成
(1) FCMS の生成
FCMS は、SIG、FID、FSI、RLT、SC、SCI からなるフレーム構成情報を参照
して、フレームの時間基準をもとに生成すること。
(2) MDS の生成
(a) MDS は、MIB に規定されたSCI のSI が「00」で参照されるスロットとする。
(b) 全二重通信の場合、奇数番目のSCI と偶数番目のSCI を順に読み出すことで、
ダウンリンク、アップリンク各々のチャネルのMDS の位置を指示すること。ま
た同時にDR を読み出すことで送信、受信を制御すること。
(c) SCI のST が「011」で参照される空きのデータチャネルのMDS として指定
されたスロットに対する送受信処理は、行わないこと。
(3) ACTS の生成
(a) ACTS は、MIB に鋭定されたSCI のSI が「11」で参照されるスロットとす
る。
(b) 全二重通信の場合、偶数番目のSCI を順に読み出すことで指示すること。
(c) ACTS として指示されるスロットは、受信専用とする。
(4) WCNS の生成
(a) WCNS はMIB に規定されたSCI のSI が「10」で参照されるスロットとする。
(b) 全二重通信の場合、偶数番目のSCI を順に読み出すことで指示すること。
2 送受信処理
(1)FCMC の生成
(a) フレームの時間基準をもとに生成されるFCMC は、その先頭にPR とUWI
を付加すること。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(b) FCMC の最後には、PR 及びUWI 以外のデータ符号から算出した16 ビット
CRC を付加し、FCMC として物理層に渡すこと。
(2) ACTC の受信
(a) MIB の情報で表示されるスロットのACTC の位置に物理層から渡された信号
は、PR 及びUW2以外のデータ符号から16 ビットCRC を算出し、規定の値と
比較すること。
(b) 比較結果が等しい場合、FID、LID、LRI の部分を取り出し、初期接続の処理
に渡すこと。
(c) 比較結果が等しくない場合には、そのACTC は破棄し、初期接続の処理にFID、
LID、LRI の部分は渡さないこと。
(d) この検査手順はITU-R の規定に従って記述してあるが、その他の方法でも
正しく誤り検査ができれば方法は問わないこととする。
(3) WCNC の受信
WCNC の受信については、規定しないこととする。
3 初期接続
3-1 リンク要求の受領
(1) すべてのACTS のSCI のACPI が「1」(送信許可)の場合にACTC を受信
し、リンク要求を検知すること。
(2) 検知したACTC のLID がプライベートリンクアドレスでない場合、もしくは
ACTC の優先割付ビットが「0」(通常割付要求)であり、かつアプリケーショ
ン識別フラグに有効な値が設定されていない場合には、そのACTC を破棄する
こと。
(3) 有効なACTC は受信した順に処理し、リンク要求検知時でMIB に規定した現
接続数NUMLINK が最大接続数MAXLINK を超えない場合は、MLME_
ASSOCIATE 指示プリミティブを生成して新規の車載器の到来を通知し、ACTC
の受領とすること。
3-2 通常のMDS の割付
(1) データの転送要求が発生した場合、割付要求変数(ASGN)を生成すること。
(2) 割付要求の生成
LLC 副層からLPDU を受け付けた場合、ASGN.LID にそのリンクアドレス
を設定し、ASGN.PR に0(通常割付)を設定し、他のパラメータは以下のよ
うに設定すること。
① LLC 副層から渡されるMA-UNITDATA 要求のパラメータresponse_
request が0の場合には、ASGN.RS には0(レスポンスなし)を、ASGN.
DIR には0(ダウンリンク転送)を設定すること。
② LLC 副層から渡されるMA-UNITDATA 要求のパラメータresponse_
本頁文字(可複製、可搜尋)
request が1の場合には、ASGN.RS には1(レスポンスあり)を、ASGN.
DIR には0(ダウンリンク転送)を設定すること。
③ LLC 副層から渡されるMA-UNITDATA 要求のパラメータresponse_
request が2の場合には、ASGN.RS には0(レスポンスなし)を、ASGN.
DIR には1(アップリンク転送)を設定すること。
(3) 割付処理
(a) MSD の割付処理は、ASGN の生成を検知する毎に行うこと。
(b) 割付可能なスロットは、SCI がMDS の空きのデータチャネル、ACTS もし
くはWCNS に設定されるスロットとする。
(c) 割付は、MIB に規定したSCI をMDS の設定にし、SCI のLID にASGN.
LID を、SCI のDR にASGN.DIR を、SCI のST に「111」(通常のデータ
チャネル)を設定して行うこと。
(d) ASGN.PR が0で設定したASGN の割付処理は、SCI がすべて割り付け
られている場合、そのFCMS の期間は保留すること。
(e) MDS の割付完了後ASGN は、ASGN.RS が0の場合には破棄すること。
(f) ASGN.RS が1の場合には破棄せず、アップリンク転送用のMDS 割付に
使用すること。
(g) 全二重通信の場合、ASGN.RS を0にして新規のASGN として扱い、割付
可能なスロットを検索すること。なお、この場合の検索は、ダウンリンク転
送からの時間が極力1フレームとなるように行うこと。
3-3 MDS 割付の終了
(1) 割付は、以下の条件で終了すること。
(a) データの転送時で、MAC 制御フィールドのC/L が「0」で、受信する
ACKC でAck を受領した時、もしくはNFR1 がNFR1max を超えた時。
(b) データの受信時で、MAC 制御フィールドのC/L が「0」で、送信する
ACKC でAck を送信する時、もしくはNFR2 がNFR2max を超えた時。
(2) 割付の終了時には、ST を「011」(空きのデータチャネル)に設定すること。
この時、SCI のLID の値は変更しないこと。
3-4 ふくそう制御
(1) ふくそう情報の設定
(a) FCMC のACTS 制御フィールドに設定されるSTA、及びACPI は、接続数
管理変数(NUMLINK、MAXLINK)にて値を定めること。
(b) STA は、0からMAXLINK の範囲に4段階のしきい値を設け、これらのし
きい値とNUMLINK とを比較し、値を定めること。
(c) ACPI は、NUMLINK がMAXLINK 未満の場合は「1」(送信許可)を設
定すること。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(d) NUMLINK がMAXLINK と等しくなった場合、路側無線装置の処理能力
の限界とし、以降、車載器のACTC の送信を抑止するためにACPI を「0」
(送信不可)に設定すること。
(e) フレームに複数のACTS を割り付ける場合には、ACTS 制御フィールドの
STA 及びACPI は全て同一の値を設定すること。
(2) ACTS 配置数の設定
ACTS の配置数(ASLN)は、接続数管理変数の状態に応じて0からASLNmax
の範囲内で任意の数を設定する。
3-5 スロット配置処理
(1) FCMS の先頭からSC の終りまでの期間では、MDS の割付処理を禁止するこ
ととし、以下に示すACTS 及びWCNS の配置処理を行うこと。
(2) ACTS の配置
(a) SCI がMDS の空きのデータチャネル(SCI のSI が「00」、ST が「011」)
に設定してあるスロットに対して、ふくそう制御で求めた数(ASLN)のACTS
を配置すること。
(b) 最後尾のスロットに対応するSCI から順に、ASLN の範囲でMDS の空き
のデータチャネルを検索すること。
(c) 空きのデータチャネルが検索できた場合、SCI のSI を「11」に設定して
ACTS を配置すること。
(d) 残りのスロットにACTS の設定がある場合、SCI をMDS の空きのデータ
チャネルに設定する。このとき、SCI のLID フィールドには一斉同報アドレ
スを、SCI のDR には「1」(アップリンク)を設定すること。
(e) ACTS の配置数がASLN 以下となることは許容する。
(3) WCNS の配置
(a) SCI がMDS の空きのデータチャネルに設定してあり、そのLID フィール
ドがプライベートリンクアドレスであるスロットを対象とすることとし、SCI
のSI を「10」に設定して行うこと。
(b) 車載器の指定は、MDS の空きのデータチャネルに設定されているSCI の
LID で行うこと。
3-6 アイドル信号チャネルの設定
アイドル信号チャネルの設定は、MDS の空きのデータチャネル、又はWCNS
を対象とすること。
4 MAC データサービス処理
(1) MAC 副層は、LLC 副層から路側無線装置のMA-UNITDATA 要求プリミティブ
を受信すると、MAC 制御フィールドを生成するとともに、送信シーケンス状態変数
(TSQ)を1 増分すること。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(2) 増分されたTSQ の値は、MAC 制御フィールドのSEQ に設定すること。
(3) 受け取ったプリミティブからASGN を生成し、MAC 副層の層管理に渡すこと。
(4) MAC 制御フィールドとLPDU は一旦保持され、転送処理を行うこと。
ただし、パラメータresponse_requeSt に2 が指定されている場合には、MAC
制御フィールドとLPDU は保持せずに破棄すること。
(5) 車載器からの受信データは、転送処理の終了後に、MA-UNITDATA 指示プリミ
ティブを生成し、LLC 副層にリンクアドレスとLPDU を波すこと。
(6) MAC 制御フィールドのSEQ と受信シーケンス状態変数(RSQ)を比較し、値が
等しい場合には重複受信と判別しLLC 副層へは渡さずにLPDU を破棄するこ と。
(7) RSQ とSEQ との比較が終了すると、次回の重複受信判別のためにそのMAC 制
御フィールドのSEQ の内容をRSQ に保存すること。
(8) 転送処理の終了後に渡される受信データのSEQ の連続性検査は行わないこと。
5 MAC の転送制御
5-1 送信制御
(1) 分割化が必要なLPDU
(a) LLC 副層から受け取ったLPDU の長さが、65 オクテットを超える場合には、
分割化処理を行うこと。
(b) 分割化処理は、まず先頭から65 オクテット分のデータを取り出したものに
MAC 制御フィールドを付加してMPDU を作成すること。MAC 制御フィー
ルドのFRG、C/L はともに「1」を、LI には「1000001」(65)を設定し、NFR
I を初期化すること。
SEQ は、MAC データサービス処理で設定された値を初期値とする。
(c) MPDU が車載器に転送され受領が確認されると、残ったLPDU の長さを調
ベ65 オクテットを超える場合には、更に先頭から65 オクテット分のデータを
取り出し、MAC 制御フィールドを付加してMPDU を作成すること。MAC 制御
フィールドのFRG、C/L はともに「1」を、LI には「1000001」(65)を設定
し、SEQ は1 増分して設定すること。この時TSQ は増分しない。また、NFRI
は同様に初期化すること。
(d) 以下、残ったLPDU が65 オクテット以下になるまで同様の処理を繰り返
し、65 オクテット以下になった場合には、C/L を「0」にして分割化の処理の
終了を表示すること。また、LI には、残ったLPDU の長さのオクテット数を設
定し、LPDU には長さが65 オクテットになるまで「0」を挿入すること。
(e) 分割化して生成した全てのMPDU が車載器に転送され受領が確認される
と、そのLPDU の送信制御を終了すること。
(f) LLC 制御フィールドは最初のMPDU のみに含まれる。
(2) 分割化の必要がないLPDU
本頁文字(可複製、可搜尋)
(a) LLC 副層から受け取ったLPDU が65 オクテット以下の場合、そのままMAC
制御フィールドを付加してMPDU を作成すること。この時、MAC 制御フィー
ルドのFRG、C/L はともに「0」を、Ll にはその長さのオクテット数を設定し、
NFRI を初期化する。LPDU の長さが65 オクテット未満となる場合には、65
オクテットになるまで「0」を挿入する。
(b) MPDU が車載器に転送され受領をすると、そのLPDU の送信制御を終了す
ること。
(3) 確認応答の受信
(a) 上述の処理で作成されたMPDU が送信され、その転送から割り当てたス
ロット期間の終了までの間はACKC の受信待ちとする。
(b) 受信待ちの間にACKC からAI が得られない場合、又はAI でNack を受領し
た場合は、NFRI を計数し、下記の再送処理を行うこと。
(c) AI でAck を受領した場合には、そのMPDU の転送は完了したものとして、
そのMPDU を破棄すること。
(4) 再送処理
(a) 再送処理は、受信待ちの間にACKC から得られるAI でAck を受領できな
かった場合(ACKC からAI が得られない、又はAI でNack を受領した)に行
うこと。
(b) Ack を受領できなかった場合、そのMPDU は破棄せず、次フレームに割り
当てられるスロットで再送し、そのスロットでのAI の受信を待つこと。
(c) 再送処理は、Ack を受領するか、NFRI がNFRImax を超えるまで繰り返す
こと。
(d) NFRImax を超えた場合はLPDU を破棄すること。
5-2 受信制御
(1) MPDU の受信
(a) SCI のST で通常のデータチャネルが識別された場合、そのアップリン
クのMDS で転送されるMPDU は受領し、以下に述べる確認応答の送信処理、
組立て処理を行うこと。
(b) SCI のST で上記以外のチャネルが識別された場合、そのアップリンク
のMDS で転送されるMPDU を破棄し、受信制御を終了すること。
(2) 確認応答の送信
(a) MPDU が受信された場合、NFR2 を初期化し、その受信スロットでAI を転
送すること。
(b) AI には、MPDU を正しく受信した時にはAI のAK を「1」にしてAck を、
正しく受信しなかった時にはAK を「0」にしてNack を設定すること。
(c) Nack を設定する条件は、MPDU が以下の場合であり、それ以外はAck を設
本頁文字(可複製、可搜尋)
定すること。
① MPDU の長さが67 オクテットでない。
② MAC 制御フィールドのFRG が「0」でC/L が「1」である。
③ MAC 制御フィールドのLI が0(LLC 制御フィールドがない)、又は66 オ
クテット以上の値を示す。
④ CRC 検査結果が正しくない。
(d) Nack を送信する場合、Nack 送信毎にNFR2 を計数し、車載器からのMPDU
の再送を待つ。MPDU の再送待ちは、Ack と判定できるMPDU を受信するか、
NFR2 がNFR2max を超えるまで行う。 NFR2 がNFR2max を超えた場合は、
そのスロットの割付を終了すること。
(e) Nack を送信した時は受信したMPDU を破棄すること。
(3) 組立処理が必要なMPDU
(a) MPDU の組立処理は、組立処理が終了状態にあってMAC 制御フィールドの
FRG が「1」であるMPDU を受信すると開始する.
(b) 以降、FRG が「1」でC/L が「1」のMPDU を受信する期間、組立処理を
継続し、FRG が「1」でC/L が「0」のMPDU を受信すると組立処理を終了
すること。
(c) 組立処理は、以下の手順で開始から終了までのMPDU を対象とし、LLC 副
層に渡すためのLPDU を生成すること.これは、Ack を返信したMPDU につ
いて行うこと。
① 組立処理に渡される最初のMPDU のC/L が「1」である場合には、その
MPDU のMAC 制御フィールドを組立て完了まで保存し、MSDU をLPDU
の先頭データとする。
② 組立処理に渡される最初のMPDU のC/L が0」である場合には、その
MPDU を破棄して、組立処理を終了状態とする。
③ SEQ が連続しており、その増分が1 であれば(SEQ は1111l)から「0000」
への変化を含む)、MSDU の先頭からLI で表示される長さのデータを取り出
し、順に組み立てる。
④ SEQ の増分0(MPDU が重複した)であれば、そのMPDU は破棄するこ
と。
⑤ SEQ の増分が1 又は0 でない(SEQ が不連続である9 ただし1111)から
「0000」への変化を除く)場合は、以降受信されるMPDU とそれまでの組立デ
ータを破棄すること。最後(FRG が「1」でC/L が「0」のMPDU を破棄す
ると、組立処理を終了状態とする。
⑥ 組立が完了し有効なLPDU が生成されると、組立処理を終了状態とし、保存
した先頭のMAC 制御フィールドとともにそのLPDU をMAC データサービス
本頁文字(可複製、可搜尋)
処理へ渡す。組立処理が終了すると受信制御は終了する。
(4) 組立処理が不要なMPDU
Ack を返信したMPDU のMAC 制御フィールドのFRG、C/L がともに「0」
のMPDU の受信が表示された場合は、組立処理は行われず、MSDU の先頭から
LI で表示される長さのデータを取り出し、LLC 副層に渡すためのLPDU を生成
し、受信制御を終了すること。
5-3 送受信処理
5-3-1 送信
(1) MDC の送信
(a) 送信制御によって生成されたMPDU は、その先頭にPR とUW2 を付加す
ること。
(b) MPDU の最後には、PR 及びUW2 以外のデータ符号から算出した16 ビッ
トCRC を付加すること。
(c) CRC を付加した後、MAC 制御フィールドの後のLPDU 先頭からCRC の
最後までの範囲に、LID から生成した鍵でスクランブルの処理を行うこと。
(d) 処理結果は、MIB の情報で表示されるスロットのMDC の位置に多重し、
物理層に渡すこと。
(2) ACKC の送信
(a) 送信制御によって生成したAI は、その先頭にPR とUW2 を付加すること。
(b) AI の最後には、PR 及びUW2 以外のデータ符号から算出した16 ビットCRC
を付加し、MIB の情報で表示されるスロットのACKC の位置に多重し、物理
層に渡すこと。
5-3-2
(1) MDC の受信
(a) MIBの情報で表示されるスロットのMDC の位置に物理層から渡される信
号は、MAC 制御フィールド後のLPDU の先頭からCRC の最後までの範囲に施
されたスクランブルをLID から生成した鍵で復号すること。
(b) 復号結果のPR 及びUW2 以外のデータ符号から16 ビットCRC を算出し、
規定の値と比較すること。
(c) 比較結果が等しい場合、MPDU を取り出し前述の受信制御に潰すこと。
(2) ACKC の受信
(a) MIB の情報で表示されるスロットのACKC の位置に物理層から波される
信号は、PR 及びUW2 以外のデータ符号から16 ビットCRC を算出し、規定
の値と比較すること。
(b) 比較結果が等しい場合、AI を取り出し前述の受信制御に渡すこと。
(c) 比較結果が等しくない場合には、そのACKC を破棄し受信制御にAI は渡
本頁文字(可複製、可搜尋)
さないこと。
別添7 MAC 副層のフレーム管理変数
1 割付要求変数(ASGN)
(1) スロットの割付要求のための変数ASGN は、アドレス変数ASGN.L 柑、転送
方向表示変数ASGN.DIR、応答状態変数ASGN.RS、優先度変数ASGN.PR か
らなり、スロットの割付要求が発生する毎に生成すること。
(2) ASGN.LID には、SCI のLID に割り当てるリンクアドレスを格納すること。
(3) ASGN.DIR は、アップリンク転送の場合に「1」を、ダウンリンク転送の場合
に「0」を設定すること。
(4) ASGN.RS は、レスボンスがある転送では「1」を、レスボンスのない転送で
は「0」を設定すること。
(5) ASGN.PR は、優先割付を要求する場合「1」を、通常割付を要求する場合
「0」を設定すること。
2 送信シーケンス状態変数(TSQ)
(1) MAC 副層は、MPDU を送信するために使用されるSAP 毎に、固有のTSQ を
維持すること。
(2) TSQ は0 から15 の値をとり、SAP からのMSDU 受信を契機にモジュロ16 で
増分すること。
(3) 増分したTSQ は、そのMSDU に付加するMAC 制御フィールドのSEQ に格納
すること。
(4) TSQ は、新たなSAP の確立により作成し、作成時点で15 に初期化すること。
3 受信シーケンス状態変数(RSQ)
(1) MAC 副層は、MPDU を送信するために使用されるSAP 毎に、固有のRSQ を
維持すること。
(2) RSQ は、新たなSAP の確立により作成し、作成時点で15 に初期化すること。
4 リトライカウンタ(NFRl、NFR2、NFRlmax、NFR2max)
(1) MAC 副層レベルでの再送回数を設定するカウンタNFRl、NFR2、NFRlmax、
NFR2max を有すること。
(2) NFRl はダウンリンク方向のデータ転送時に用い、初回の転送時に初期化するこ
と。路側無線装置から事載器にMPDU を転送し、そのスロットのACKC でAck
が受信されなかった場合に計数すること。
(3) NFR2 はアップリンク方向のデータ転送時に用い、初回の転送時に初期化する
こと。車載器からのMPDU が路側無線装置で正しく受信されず、Nack を返信す
る毎に計数すること。
(4) NFRl、NFR2 は、MDS として割り付けられたスロットの数だけ存在するこ
と。
本頁文字(可複製、可搜尋)
(5) NFRlmax、NFR2max は、最大再送回数を示す変数とすること。
5 接続数管理変数(NUMLINK、MAXLINK)
(1) NUMLINK は、現在のリンク接続数を示す変数とすること。
(2) MAXLINK は、最大接続数を示す変数とすること。
(3) NUMLINK は、MAXLINK との比較によりACTC の受付け可否、ふくそう状
態の判定を行うこと。
(4) NUMLINK は、応用層が初期接続要求を受け付ける毎に1 加算し、応用層が通
信の接続を解除する毎に1 減算すること。
(5) NUMLNK の更新は、応用層がMAC 副層層管理サービスを用いて行うこと。
6 ACTS 配置数管理変数(ASLN、ASLNmax)
(1) ASLN は、1 フレームに割付可健なACTS のスロット数を示す変数とし、0 か
らASLNmax の範囲で値を設定すること。
(2) ASLNmax は、1 フレームに割付可能なACTS の最大数を示す変数とする。
7 スロット割付状態変数(SLT-STATUS)
(1) SLT-STATUS は、スロットの割付状況を示す変数とする。
(2) 未処理のASGN がない場合、SLT-STATUS は即時送信可を示す。
(3) 未処理のASGN がある場合には、SLT-STATUS は即時送信不可を示す。
(4) SLT-STATUS が即時送信不可の場合、応用層はLLC 副層に対してデータの送
信待ち合わせを行うこと。
8 送信状態変数(TR-STATUS、NUMQ、FQBUSY、MQBUSY)
(1) TR-STATUS は、送信待ちの状況を示す変数とする。
(2) NUMQ は、送信待ちにある送信データの数を示す変数とする。
(3) FQBUSY は、路側無線装置の状態判定のためのしきい値を示す変数とする。
(4) 送信待ちにある送信データの数NUMQ がしきい値FQBUSY 以上の場合、TR
-STATUS はビジー(busy)を示し、FQBUSY 未満ではアイドル(idle)を示
すこと。
(5) TR-STATUS がbusy の場合、応用層は、LLC 副層に対してデータの送信待ち
合わせを行うこと。
別添8 データスクランブル
1 秘話鍵
(1) 秘話鍵の鍵長は、2 オクテットとする。
(2) 秘話鍵の生成方法は、以下とする。
(a) LID のLSB 側2 オクテットを使用すること。(拡張子を含む。)
(b) LID がプライベートリンクアドレスの場合、ビットの値を「1」の時は「0」
に、「0」の時は「1」に変換して秘話鍵とする。
2 データスクランブル方式
本頁文字(可複製、可搜尋)
(1) スクランブルは路車間の通信毎にシフトレジスタの初期値をセットする初期値
セット型とする。
(2) シフトレジスタの初期値は秘話鍵によって定められるものとする。
(3) スクランブルには16 段M 系列のPN パターンを使用すること。
(a) 16 段M 系列とは、16 段のシフトレジスタとフィードバックによって生成
される符号系列のうち、その周期が最長になる系列である。
(b) PN パターンとは、「1」と「0」をランダムに組み合わせたパルス列であ
る。
(c) 生成多項式は、以下の通りとする。
1+Ⅹ+Ⅹ3+Ⅹ12+Ⅹ16
3 CRC 演算とスクランブルの順序と範囲
(1) 送信時の処理手順は以下とする。なお、受信時はこの逆順とする。
(a) CRC の算出を行い、MPDU の後に付加する。
(b) スクランブルの実行。
(c) 送信。
(2) CRC の演算の適用範囲は、UW2 の次のビットからMPDU の最終ビットまでと
する。
(3) スクランブルの適用範囲は、MAC 制御フィールドの次のビットからCRC の最
後のビットまでとする。
別添9 LLC 副層のプロトコルデータ単位
1 LLC 制御フィールドの形式
(1) 第1 種動作のPDU コマンドのLLC 制御フィールドは、図別9-1.1に示す
内容とする。
bit 番号
b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8
UI コマンド 1 1 0 0 P/F 0 0 0
図別9-1.1 第1 種動作のコマンドの制御フィールドビット配置
(2) ダウンリンクにおける非番号制情報(UI)コマンドは、1 つ以上の事載器のSAP
のSAP に情報を転送すること。
2 P/F ビット使用手順
(1) UI コマンドPDU は、P ビットを「0」に設定して転送すること。
(2) P ビットが「1」のUI コマンドを受信した場合、LLC はそのPDU を破棄する
か、又はそのPDU をP ビットが「1」であったという識別フラグとともに応用層
に渡すこと。
(3) UI コマンドPDU はレスボンスとして送信できないため、F ビットを用いない
こと。
本頁文字(可複製、可搜尋)
3 情報転送手順
(1) 情報転送は、P ビットを「0」に設定したUI コマンドPDU の送信で行うこと。
(2) P ビットを「1」に設定したUI コマンドPDU の送信、又はUI レスポンスPDU
の送信は行わないこと。
(3) MAC 制御フィ←ルドのC/R は、PDU にコマンドが含まれていることを識別
するために用いること。
(4) UI コマンドPDU の受領は、論理データリンクの手順では確認しないものとす
る。
4 LPDU の大きさ
LPDU の大きさは、最小オクテット数を1 とし、最大オクテット数をN10(最大
数を示す論理データリンクパラメータ)とする。
5 無効なLPDU
次の条件のいずれかに合致するLPDU は無効とし、処理しない。
(1) 長さがオクテットの整数倍でないもの。
(2) 長さが0(制御フィールドがない)である。
(3) 有効なコマンド又はレスボンス制御フィールドを含まない。
別添10 LLC 副層サービス
1 DL-UNITDATA 要求
(1) DL-UNITDATA 要求プリミティブは、第1 種動作のためのサービス要求プリ
ミティブとする。
(2) DL-UNITDATA 要求プリミティブは、次のパラメータをもつこと。
DLUNITDATA 要求(link-address、data,response-request
(a) 1ink-address パラメータは、プライベートリンクアドレスとすること。
(b) data パラメータには、データリンクェソティティによって転送するLSDU
を設定すること。
(c) response-request は、MAC 副層に直接渡すこととする。
① response-request が1 の値をとる時、MAC 副層は同時に渡されたdata
を1ink-address で示される車載器に送信後、このlink-address でアップ
リンク用のMDS を割当てること。
② response-request が2 の値をとる時、MAC 副層はこの1ink-address で
アップリンク用のMDS を割当てること。この時、data はMAC 副層にて破
棄すること。
③ response-request が0 の値をとる時、MAC 副層は同時に渡されたdata
を1ink-address で示される車載器に送信する動作のみを行うこと。
(3) DL-UNITDATA 要求プリミティブは、第1 種動作を使って1 つ以上のLLC 副
層のSAP に対するLSDU の送信を要求するために、応用層からLLC 副層に渡すこ